栃木県宇都宮市下栗町、早朝6時。厨房では大量の豚骨と鶏ガラがぐらぐらと炊かれ、濃厚でキレのあるスープが生まれる。王道家譲りの自家製極太麺は小麦の香りと弾力を備え、海苔・ほうれん草・燻製バラチャーシューが豪快に盛られる。味・油・麺硬さを選べるため、自分好みの一杯を探す楽しみも大きい。ライスをスープに浸した海苔で巻き頬張れば至福が訪れ、餃子やネギ丼などサイドも充実。上野店主は粉や火加減を季節で微調整し、朝ラーから深夜帯まで宇都宮の胃袋を満たし続ける。開店以来“家系No.1”と称される実力店である。
上野辰也 王道家と横浜の家系店で修行後、地元宇都宮で2016年に独立開業