東武野田線東岩槻駅前で1996年に創業した石川家は、吉村家仕込みの豚骨醤油をベースに果実由来の甘味を重ねた独自スープで話題を集めた。酒井製麺の太麺を合わせ、海苔3枚とチャーシューを立てる王道スタイルながら、ほうれん草の代わりに九条ネギを添えるアレンジが常連に愛された。味の濃さ・麺の硬さ・油量を選べるカスタマイズや中華そば・カレーなど豊富なメニューも魅力。第2回埼玉ラーメングランプリ優勝を機に県内各地へ支店を展開し、大宮・戸田店など多くの弟子店を育成。2010年代前半に幕を下ろしたが、家系に「甘味」という新しい個性を加えた功績は今も語り継がれている。
氏名不明 吉村家で修行ののち1996年に東岩槻で石川家を創業、家系の技法に独自の果実系甘味を加えたスープを確立