本牧家と川崎家の流れを汲む「麺処 謹ちゃん」は、駅近ながら深夜まで暖簾を掲げる本厚木の名物である。平ザルで上げる酒井製麺の中太麺に、鶏油がきらめく豚骨醤油スープが絡む一杯は、卓上の紅生姜や茎わかめで何度も表情を変える。ランチタイムには小ライスがサービスされ、海苔巻きご飯で〆る常連も多い。店内は木目調で落ち着き、若き店主の丁寧な所作と温かな接客が評判。濃厚ながら後味は軽く、深夜の〆に立ち寄る客も後を絶たない。川崎家譲りの正統派家系の味と、本厚木の夜を照らす灯りとして、地域に愛され続ける一軒である。