1996年、都内に家系ラーメンがまだ珍しかった時代に川崎家で腕を磨いた店主が第一京浜沿い青物横丁に開いたのがまこと家である。豚骨のみを大釜で炊き、仕上げに香り高い鶏油をかけた濃厚スープは、酒井製麺特注の短尺太麺“真宏麺”と相性抜群。麺の硬さ・味の濃さ・油の量を客好みに調整できる伝統的な口頭注文方式を守り、朝9時半から深夜3時までのロング営業でタクシー運転手や遠征組にも重宝されている。チャーシューは肩ロースを低温で煮込み提供直前に炙り、卓上の豆板醤・生姜・ニンニクで味変を楽しめるのも魅力。ほうれん草をあえて標準では乗せず、トッピングで自由度を残すこだわりや、後会計の昔ながらのスタイルが常連に愛され、開業から四半世紀を超えた今も“都内家系のレガシー”として行列を絶やさない。
不明 川崎家で修行ののち1996年に独立し「まこと家」を開業