杉田家千葉店は、吉村家直系第1号店のDNAを受け継ぎつつ、千葉の水質や気候に合わせてスープを微調整する“調律”を徹底する。豚骨と鶏ガラを強火で炊き出した濃厚スープに吉村家御用達・酒井製麺の中太麺が絡み、醤油ダレの切れと鶏油の香りが食欲を刺激する。開店は早朝5時。仕事前の朝ラーから深夜まで幅広い客層が訪れ、卓上の行者ニンニクや刻み生姜で自分好みにカスタマイズする楽しみも根付く。息子である店主・文博は若い感性で接客や店舗づくりを刷新しつつ、直系伝統の「お客様は我が味の師なり」の精神を守り続ける。濃厚な一杯と炊きたてライス、秘伝まぶし丼の組み合わせは常連の定番であり、県外からの遠征組も後を絶たない。
津村進 吉村家で約2年修行ののち1999年に直系第1号店「杉田家」を創業し、故郷に本家の味を届けるべく2011年に千葉店を開店