2002年5月、多摩センターの住宅街に暖簾を掲げて以来、たま家は本牧家譲りの濃厚豚骨醤油スープと酒井製麺のもっちり太麺で早朝から行列をつくる。ゲンコツ100kgと鶏ガラを炊き込む寸胴から生まれるスープは鶏油の甘みと醤油のキレが際立ち、燻香チャーシューと海苔、ほうれん草が名脇役となる。平日7時からの朝ラーセットは小ライス付きで、麺を海苔で巻いてご飯にダイブさせるのが常連の楽しみ。店内11席を店主夫妻とスタッフが軽快に回し、活気ある声掛けと丁寧な清掃で女性客や家族連れの支持も厚い。府中家など弟子筋の店も生み出し、多摩地区最強の家系と呼ばれる所以である。
氏名不明 本牧家で修行ののち、2002年に多摩センターで「たま家」を開業