1974年、横浜・新杉田で産声を上げた「吉村家」は、とんこつ×醤油の重厚スープと酒井製麺の極太麺を組み合わせた“家系ラーメン”を世に送り出した総本山だ。創業者・吉村実氏はトラック運転手から転身し、「お客様は我が味の師なり」と客の声に耳を傾け味を磨いた。1999年に横浜駅西口近くへ移転後は最大50m超の行列が名物となり、ピーク時には1日1,000杯を提供。現在は長男・政和氏が店主を務め、会長となった実氏は“皆伝”試験で味の継承を徹底。杉田家・環2家・王道家など直系店を全国へ広げ、吉村家の一杯を求める巡礼者は絶えない。醤油のキレと鶏油の香り、ほうれん草と海苔が織りなす原点の味は、50年を経てもなおラーメンファンを魅了し続ける。