六角家羽田店仕込みの豚骨醤油スープを山梨に持ち込んだパイオニアである。豚骨と鶏ガラを炊き込んだ濃厚スープに鶏油を浮かべ、酒井製麺系の太ストレート麺が力強く絡む。麺の硬さ・味の濃さ・油量を選べる家系定番のオーダー方式を採用し、「キャベチャー」や自家製とろとろチャーシューなどサイドも充実。2018年に弟子が独立して「すけちゃんラーメン」を開くなど暖簾分けも進むが、本店は2020年の休業を乗り越え元気に営業中。地元客からは「山梨で家系を語るならまずここ」と称され、昼夜問わず行列が絶えない。豚骨の香りが店外まで漂い、カウンター13席の活気ある空間で常連と初訪問客が肩を並べる光景が日常だ。
矢野氏 六角家羽田店で長年修行ののち、2004年に山梨県昭和町で「はねだ家」を創業