1995年前後の創業以来、「六角家姉妹店」の大暖簾を掲げ家系ファンを惹きつけた“つるちゃん”。豚骨の厚みと鶏油のコクを際立たせるタレは濃口ながらクセなく、酒井製麺製の平打ち麺がまろやかなスープをしっかり絡め取る。万能ネギの鮮烈な香りは九州産にこだわり、深夜2時まで灯る赤提灯を目指し常連の車が列を成したという。やがて店舗は閉じたが、修業者が開いた瀬谷「四号家」や横浜「笑の家」に受け継がれ、往時の味を懐かしむ声は今も絶えない。“あの頃の家系”を語るとき、つるちゃんの名は欠かせないのである。