横浜・上大岡で1997年に誕生した林家は、本牧家から分かれた介一家で培った技術を土台に、豚骨と鶏ガラを炊き込む濃厚スープと酒井製麺の短尺中太麺を組み合わせる“クラシック家系”の系譜を体現する店である。炭火で焼いた香ばしいチャーシューと、のり・ほうれん草を配した王道のビジュアルは吉村家直系を彷彿とさせ、味の濃さ・麺の硬さ・脂の量を選べるスタイルも健在。2007年頃に本店は幕を閉じたが、その魂は木更津店へ受け継がれ、常連からは「直系に匹敵する醤油ダレのキレと鶏油の香り」と称賛される。修行先への敬意と独自の進化が調和した一杯が、今なお熱い支持を集める。
林宏和 1990年代に介一家 山手店で約3年修行ののち1997年に横浜市上大岡で林家本店を開業、1999年には木更津店を出店