2015年11月、盛岡市大通に開業した蔵人家は、東京の家系ラーメン店で5年修行した木原店主が手掛ける濃厚豚骨醤油の一杯で知られる。豚骨を一日がかりで炊き上げ、昆布と椎茸を利かせた醤油ダレと鶏油を合わせたスープはコクとキレを両立。特注中太ストレート麺がスープをしっかり抱え込み、チャーシュー・海苔・ほうれん草という王道トッピングが彩りを添える。麺の量や味の濃さは客の好みに応え、カウンター8席の店内には昼夜を問わず行列が絶えない。テレビ番組やグルメサイトでも取り上げられ、地元のみならず観光客からも“岩手の家系代表”として支持を集めている。油そばやキャベチャーなどサイドも人気で、濃厚ながら後味は軽やか。開業以来スープ炊きの火を絶やさず、味のブレを許さない職人気質が常連を惹きつける。盛岡の寒さに負けない熱々の一杯を求め、今日も湯気の向こうに笑顔が咲く。
木原(フルネーム不明) 東京の家系ラーメン店で5年間修行ののち、2015年に盛岡で蔵人家をオープン