2003年6月に千葉刑務所近くの通りに誕生した武蔵家千葉本店は、新中野武蔵家直伝の濃厚豚骨醤油を掲げる千葉家系の総本山だ。豚骨の旨味を極限まで抽出した力強いスープに、酒井製麺の中細ストレート麺が絡む一杯は、無料セルフライスとの相性も抜群。卓上のきゅうり漬けやにんにくで味変を楽しめるのも通の流儀である。赤い大看板と活気ある接客が生む明快な雰囲気は、学生やサラリーマン、家族連れまで幅広く惹きつけ、昼夜問わず行列が絶えない。濃度と醤油ダレのキレは県内随一と評され、ここから独立した西千葉店や船橋店など多くの弟子店が県内各地に暖簾を掲げた。千葉に家系ブームを根付かせたパイオニアとして、今日も濃厚な一杯で胃袋と心を満たしてくれる。