渡来武は「武蔵家から渡って来た」という店名が物語る通り武蔵家系譜のDNAを色濃く受け継ぐ。150㎏超の豚骨と鶏ガラを炊き込む濃厚スープに酒井製麺の中太麺を合わせ、鶏油の香りと骨太な醤油ダレが力強く響く一杯を提供する。無料ライスと卓上のキューちゃんで完成する“家系フルコース”は学生から料理人まで虜にし、ピーク時は行列が絶えない。8席のみの店内は活気に満ち、店主保科憲幸の「自分が一番旨いと思うものを出す」という哲学がスタッフにも浸透。2018年に学芸大学、2020年に武蔵小杉へと暖簾を広げ、渡来武ブランドは東横線沿線で存在感を放つ。濃さも脂も好みに応じて調整できる懐の深さと、チャーシューや炙りチーズなど多彩なトッピングも人気の理由である。