第三京浜港北ICそばに佇む「介一家 うりゅう」は、1989年に介一家港北店として生まれ2007年に現店主瓜生氏が屋号を冠し再出発した家系の古株である。吉村家から連なる重厚な系譜を背負いながらも、スープは豚骨と鶏油の調和を重視したクラシカルな味わい。丸山製麺のもっちり中太麺が醤油のキレと絡み、チャーシューの旨味がライスを誘う。店内には大型水槽が置かれ、常連との気さくな会話が飛び交うアットホームな雰囲気。昼どきは作業着姿の地元客が列を成すが、ピークを外せばゆったりと座れる。創業期に近藤家店主が腕を振るった歴史も語り草で、家系フリークから“歴史系の一杯”と称される所以だ。長年変わらぬ青磁の丼で供される一杯は、今も港北の街で愛され続けている。