武蔵小杉駅南口を出ると赤い看板が目に飛び込む。店内に漂う骨太な香りは150kgの豚骨と鶏ガラを丸一日炊き込んだ証だ。保科店主は武蔵家で鍛えた技を基に「渡来武」として独立、自由が丘・学芸大学を経て神奈川凱旋を果たした。スープに重ねるのは家系御用達・酒井製麺のモチモチ麺、仕上げに鶏油が艶を添える。看板の渡来武ラーメンはチャーシュー・味玉・ほうれん草・海苔が豪快に乗る全部入り。ライスは嬉しい無料でおかわり自由、卓上のキューちゃんと合わせれば無限ループ必至だ。行列は絶えないが回転は早く、朝から深夜まで活気ある掛け声が響く店内で、正統派ながら力強い“新中野系”の一杯を堪能できる。